ビジネス・投資ガイド

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世界遺産ワット・プー
  世界遺産ワット・プー
コーン・パペンの滝
  コーン・パペンの滝
ムアンシンの少数民族
  ムアンシンの少数民族
今後開発の見込まれる観光地
  今後開発の見込まれる観光地
■ その他の有望な地域と今後の展望
シェンクワンと並んで観光地としてのポテンシャルの高い地域として、南部チャンパサック県が挙げられます。ここはカンボジアのアンコール・ワットで有名なクメール民族発祥の地と言われ、ラオスのもうひとつの世界遺産として指定されており、11世紀ごろ建立されたとされるクメール様式の寺院ワット・プーをはじめとする数々の遺跡群が残っています。メコン川に接し、支流や沼、密林が原始的な自然を形成し、世界的な生物多様性を誇る地域としても知られています。南部ではコーン・パペンと呼ばれる世界一幅の広い滝やメコン川に浮かぶ無数の島が形成する絶景が広がり、イルカも見ることができるそうです。東のボロベン高原は冷涼な気候と豊かな自然に囲まれたコーヒー、野菜の名産地となっており、避暑地としての需要にこたえることができます。チャンパサックはタイ・カンボジアと国境を接していることから、陸路を通じて多くの観光客をひきつける可能性を持っていることに加え、県都パクセーでは空港の拡張工事が行われ国際便もアクセスできるようになりました。シェンクワンと同様まだ投資が進んでいないため土地はきわめて安く、ここも不動産投資の対象として大いに可能性があると言えます。

中国、ミャンマーとの国境近くの町ムアンシンは様々な少数民族が住んでおり、色とりどりの民族衣装や生活様式などその多様性を見ることができます。この町をはじめ北部ルアンナムター県は、中国雲南省とタイを結ぶ南北回廊の通過点であり、今後回廊の整備が進むことで中国・タイを中心に多くの外国人が入ってくることが想定されます。

そのほか、中部のカムアン県、北東のフアパン県なども美しい自然に恵まれ、エコツーリズムが発展する可能性があります。

以上のように、ラオスにおいて観光特にエコツーリズムが今後ますます多様化し発展していくことが想定され、不動産を中心に多様な投資の機会が存在していると言えるでしょう。ただ、リゾート施設やホテル、レストランといった不動産投資をする上で、自然環境や景観、地元の人々の伝統的な生活・文化に配慮し、もともとその土地がもつ良さを活かした形での開発を心がけ、エコツーリズムの理念にあわせていくことが求められます。

そういった留意点を心がけ、ラオスの中に豊富に存在する観光シーズを掘り起こしていくことができれば、ラオスの人々にとっても我々にとってもWin-Winの事業を作っていくことができるのではないでしょうか。

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引用元:
鈴木基義著『ラオス投資ガイド』日本アセアンセンター発行。2007年。p. 70, 71, 82, 83.
An Overview of the Ecotourism Sector in Lao PDR (PPT)
2006 Statistical Report on Tourism in Laos
National Ecotourism Strategy and Action Plan 2005-2010 Summary
Nam Lan Conservation Area Map
The essential guide map to Laos
Do's & Don'ts in Laos
Biodiversity in Phongsaly Province
観光ガイド各種 (Luang Prabang, Northern Heritage Route, Luang Namtha, Khammouane, Chanpasak, Ban Chan)

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