ビジネス・投資ガイド

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■ エコツーリズムへの期待
以上で見たように、観光はラオスにおいて国家の経済に大きな役割を果たしており、今後ますます成長が見込まれる分野となっています。一方で観光は時に、環境汚染や地元の人々の伝統的生活の破壊、セックスツーリズムによるHIV/AIDS、児童買春、人身売買の増大といった負の影響を与えることもあるのが実情です。ラオス政府は、そういった負の影響を抑制し、豊かな自然や文化的資産を保護しつつ観光資源として最大限活用できるよう、近年先進国からの観光客の間で急速に浸透しつつあるエコツーリズムの推進を国家の観光発展戦略の中心に据えています。

自然や伝統文化をそのまま活かしたエコツーリズムが注目されている
  自然や伝統文化をそのまま活かした
エコツーリズムが注目されている
エコツーリズムという概念は未だ国際的に統一された定義がなく曖昧なものとなっていますが、ラオスにおいては『田舎や保護地区における観光で、観光による負の影響を最小化し、自然資源及び文化資源を保存し地域経済の活性化と訪問者の訪問先に対する理解と評価を高めるもの』として定義されています。そして、ラオスが国際的にエコツーリズムの代表的な目的地として認識され、多様なステイクホルダー間の協働、自然と伝統文化の保存、地域経済の発展、ラオスのユニークな文化遺産に対する認知拡大の達成をビジョンとして掲げ、様々なセクターが協力しながら数々のプロジェクトを推進しています。

日本においては観光地としてのラオスに対する認知度は低いのが現状ですが、2007年から始まったビザ免除やエコツーリズムに対する関心の高まりを受けて、今後観光客の増加が見込まれます。ラオスの国民は非常に親日派で穏やかな国民性を持ち、礼儀正しくマナーの良い日本人観光客に対する評価は極めて高いと言えます。政府としても日本を優先的にターゲットに据えて観光客の誘致をはかっています。

一方で、急激な観光客の増加に対してホテルやレストランの建設、観光商品開発、サービスの充実化などが追いついていない面も見受けられます。逆に言えばそこに多くの投資機会が存在していると言えるでしょう。特に不動産関連を中心に、具体的にいくつかの代表的な地域を取り上げ、今後の投資可能性を探っていきます。

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引用元:
鈴木基義著『ラオス投資ガイド』日本アセアンセンター発行。2007年。p. 70, 71, 82, 83.
An Overview of the Ecotourism Sector in Lao PDR (PPT)
2006 Statistical Report on Tourism in Laos
National Ecotourism Strategy and Action Plan 2005-2010 Summary
Nam Lan Conservation Area Map
The essential guide map to Laos
Do's & Don'ts in Laos
Biodiversity in Phongsaly Province
観光ガイド各種 (Luang Prabang, Northern Heritage Route, Luang Namtha, Khammouane, Chanpasak, Ban Chan)

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