ビジネス・投資ガイド

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■ 大規模総合開発に向けて
このボーキサイト鉱床に目をつけて、中国そしてベトナムをはじめとする多数の外国企業が調査・開発を進めようとしています。

2006年11月には、中国企業二社に対して、チャンパサック県パクソン市近辺の146.5平方メートルの地域でボーキサイト採掘調査を行う許可を与えています。12ヶ月をかけて鉱山開発のための一般的な実行可能性調査を行い、24ヶ月をかけて試掘調査を、そしてさらに12ヶ月をかけて計画の技術・経済性を判断する予定です。
2006年12月には、他の中国企業とラオス政府との間で、チャンバサック県パクソン市周辺の555平方キロメートルの土地でボーキサイト鉱石を調査する30年の譲渡契約が結ばれました。こちらも12ヶ月で一般的な情報を分析、さらに24ヶ月をかけて現地調査を行いますが、この段階での投資は約400万米ドル(4億7600万円)にのぼります。

アルミニウムの精錬工場がラオスにできる日は遠くない
  アルミニウムの精錬工場がラオスにできる日は遠くない
さらに、ラオスのランサーン経済開発会社とベトナム国営石炭鉱工業グループが合意し、共同出資によりあらたにセコン産業開発会社を立ち上げ、パクソン市に隣接するセコン県でボーキサイトの試掘を始める予定です。許可を申請したボーキサイト鉱石の試掘計画はセコン県周辺の385haの面積におよび、計画全体には何百万ドルもの投資が行われる見込みです。

これらの地域周辺では、ボーキサイトの発掘から始まって、アルミナの抽出、アルミニウムの精錬といった全工程を包括する産業が成り立つ可能性があります。アルミニウム精製には大量の水が必要ですが、近くには水力発電所も存在しており、さらなるダム建設計画も次々と持ち上がっています。世界最大のアルミニウム消費国である中国からも遠くない距離にあります。水力発電と資源開発、金属産業が一体となった大規模産業の成立は、各種の基盤整備のための起爆剤となり、熟練労働者の育成にもつながると考えられます。

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引用元:
鈴木基義著『ラオス投資ガイド』日本アセアンセンター発行。2007年。p. 48.
週刊ダイヤモンド 2007/9/8号 資源株投資入門

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