ビジネス・投資ガイド

←前のページへ | 3/3 | 次のページへ→その他(製造業、株式投資ほか)(3)

建機・重機をはじめとした機材や原材料の多くは輸入頼り
  建機・重機をはじめとした機材や原材料の多くは輸入頼り
)インターネットをはじめITに対するニーズは急速に高まっている
  インターネットをはじめITに対する
ニーズは急速に高まっている
)インターネットをはじめITに対するニーズは急速に高まっている
■ その他の投資機会
海外からの直接投資が徐々に増えつつある中で、ラオスで長期間生活する外国人も増加しています。そこで、そういった現地駐在のビジネスマン及びその家族を支援する事業がひとつの投資機会として考えられます。特に、ラオスに来たばかりで慣れない時期に民間の住宅を確保することは困難であり、賃貸タイプのマンションやホテルに対する潜在的なニーズが存在していると考えられます。

また、ラオスにおいて貧弱な医療施設の充実化も視野に入れることが可能です。現在、ラオスには外国人が利用でき設備や人材の充実した病院がないため、多くの場合国境を越えてタイの病院まで行かなければならない状況となっています。医療分野への投資には政府からの特別な許可が必要で簡単には参入できませんが、人々の健康と生活を支える分野としてニーズは高く、かつ国内だけで発展させるのが困難なことから、投資の余地は存在していると言えるのではないでしょうか。

産業集積が遅れているラオスでは現状各種の産業において多くの機材や原材料を輸入に依存せざるを得ない状況にあり、コスト高を招いています。そこで、例えば建機・重機のリース業など、他産業を支援する形でのビジネスが考えられます。

さらに、ラオスではインターネットをはじめとした通信環境が悪く、首都のビエンチャンですらインターネットの速度が遅く不安定だという不満がよく聞かれています。人口が少なく決して大きな市場ではないかも知れませんが、ビエンチャンの一人当たりGDPは年間1200ドルを超える(ラオス全体では600ドル程度)と言われており、都市部の所得・生活水準向上著しい中、通信環境の整備をはじめとしたIT関連事業も、今後成長の可能性を持っていると言えます。

ここで紹介したものの他にも、まだまだ新たなビジネスチャンスが眠っているかも知れません。これまで日本の多くの人々にとってまったく未知の世界だったインドシナ内陸の後進国に、東西回廊の完成や中国・タイ・ベトナムへの企業進出・投資増大によってようやく少しずつ脚光が当てられるようになってきました。

ラオスは民族・文化的に日本との親和性が高く、最大の援助国であり高品質な製品に定評のある日本に対してラオスの人々は大きな信頼を寄せています。しかし一方で、日本に対するイメージは「援助大国、投資小国」と言われているように、企業からの投資に対する期待とあきらめの入り混じった感情を抱いているようです。その間にも国境を接する中国・ベトナム・タイからの投資は急激に増え続けています。これまでODA支援によって築き上げられてきた日本とラオスの信頼関係が、民間レベルも含めた真のパートナーシップへと発展していくかどうかは、日本の私たちの、まさに今これからの判断と行動にかかっていると言えるのではないでしょうか。

123
←前のページへ | 3/3 | 次のページへ→

引用元:
鈴木基義著『ラオス投資ガイド』日本アセアンセンター発行。2007年。p. 81, 82.
『ラオスの投資環境』国際協力銀行 2007年

ホーム > ビジネス・投資ガイド > その他(製造業、株式投資ほか)

本サイトの文章および写真を許可なく複製することを禁じます。

Laos Japan Research and Consulting Co., Ltd.
Ban Thatkao, Unit05, Thadea Road Sisathanak District, Vientiane, LaoPDR

© Laos Japan Research and Consulting Co., Ltd. All Rights Reserved.